茨城県のおすすめリフォーム会社ランキング10選!補助金情報も掲載

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茨城県でリフォーム会社を探すときに、最初に知っておきたいことがあります。水戸市・日立市・つくば市・土浦市では、市の補助金の多くが「市内の業者に頼むこと」を条件にしている、という点です。

たとえば水戸市の木造住宅の耐震改修は、設計と工事を一体で行えば工事費の5分の4、最大115万円が補助されます。ただし工事を請け負うのは、市内に本店・支店・営業所がある建設業者でなければなりません。市外の会社と契約してから制度を知っても、補助は受けられません。

この記事では、茨城県内のリフォーム会社10社について、所在地と建設業許可を各社の公式サイトと国土交通省の建設業者検索で確認したうえで一覧にしました。あわせて、2026年度(令和8年度)の補助金を、県・主要5市・国の公式情報から整理しています。

先に要点
  • 業者選びの条件:水戸市・日立市・つくば市・土浦市には、市内の業者でないと対象外になる補助金がある。会社の所在地が補助金の可否に直結する
  • 耐震改修:昭和56年5月以前の木造住宅なら、各市の補助で設計+工事の5分の4(上限115万円)が主流。ただし、つくば市・土浦市は年2件程度で、すぐ締め切られる
  • 国の補助:住宅省エネ2026キャンペーン(窓・断熱・給湯器)は、登録事業者でないと申請できない。予約は遅くとも2026年11月16日まで
  • 申請の順番:どの制度も、交付決定の前に契約・着工すると対象外になる

最終更新:2026年10月26日/本記事は広告を含みます。掲載企業の所在地・許可は2026年10月時点で各社の公式サイトと国土交通省の建設業者検索をもとに確認したものです。補助金の要件・金額・受付状況は変更されるため、申請前に必ず各制度の公式窓口でご確認ください。

著者情報

三沢大樹(Misawa Daiki)

自宅のリフォーム会社選びをする際に苦労し、結果的に失敗となってしまった経験から、人生にそんな何回もないリフォームに失敗してしまう人を無くしたいという思いからリフォーム情報メディアを立ち上げ。

早稲田大学卒業

宅地建物取引士試験合格

著書

「今すぐ始めるリフォーム会社のWEB集客」ASIN ‏:‎ B0F1FBVRKN

目次
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茨城県のおすすめリフォーム会社ランキング10選|得意分野と所在地で比較

茨城県内に本社があり、自社でリフォーム工事を請け負う会社10社を、県央・県北・県南・県西・鹿行(県東)の地域がかたよらないように選びました。

この10社の選び方について

本記事の10社は、茨城すまいづくり協議会(事務局:茨城県建築センター)の住宅リフォーム事業者登録データベースに掲載されている事業者を出発点に、①茨城県内に本社がある、②自社で施工する(一括見積もり・紹介サービスではない)、③公式サイトで会社概要を確認でき、建設業許可が国土交通省の建設業者検索で確認できる、の3点を満たす会社から編集部が選びました。掲載順は優劣を示すものではありません。得意分野が会社ごとに異なるため、順位ではなく「自分の工事に合うかどうか」で見てください。

会社名所在地主な守備範囲公式サイト
株式会社根子左(ネコサリフォーム)水戸市千波町2830-5珪藻土の内装・水まわりnekosa-reform.com
株式会社イサカホーム(イサカリフォーム)水戸市笠原町682-13水まわり・全面改修・増改築isaka-home.com
株式会社住宅サービス(屋根工房のまた)ひたちなか市東大島1-17-6雨漏り修理・屋根・外壁tokyoroof.com
深谷木材工業株式会社日立市鮎川町2-7-22木造住宅・水まわり・外まわりfukaya-win.jp
株式会社富士塗装店日立市東金沢町3-6-17外壁・屋根塗装・防水fujitosoten.co.jp
株式会社ティック桜川市真壁町塙世183-1マンション・古民家リノベーションtic-world.jp
サンワ設計株式会社古河市西牛谷1099-1性能向上・二世帯リノベーションsanwasekkei.co.jp
株式会社茨城県南木造住宅センターつくば市研究学園6丁目51-2(つくばモデルハウス)無垢材・県産材のリフォーム、古民家ibarakinoie.com
有限会社アイネットサービス牛久市さくら台2丁目11番地1中古住宅のリフォーム・耐震補強ins-co.jp
有限会社ハウジング・サポート鹿嶋市明石540-20設計事務所による新築・リフォームhousing-sup.com

この一覧から2〜3社に絞って問い合わせる と、自分の工事に対応できるかどうかが見えてきます。補助金を使う予定があるなら、自宅のある市に拠点がある会社を優先する。

水まわり・内装を中心に頼みたい場合

株式会社根子左は、昭和46年に左官業から始まった会社のリフォーム部門で、水戸市千波町に珪藻土のショールームがあります。珪藻土の壁材を使った内装リフォームと、水まわりの改修が中心です。公式サイトでは、水戸市内の住宅でトイレの奥行きを広げ、洗面所の収納を見直すなどの水まわり3か所の改修を、合計258万円・計2週間で行った事例を公開しています。対応エリアは水戸市・ひたちなか市・小美玉市・東茨城郡周辺と案内されています。

株式会社イサカホームは、昭和44年に笠間市で大工工務店として創業した会社です。水戸市笠原町に本社、千波町にショールームがあり、水戸市と笠間市を主な対応エリアにしています。代表挨拶では新築700棟以上、リフォーム2,000件以上の施工実績を挙げています。公式サイトの目安価格は、水まわり4点セットが約209.9万円(税込)から、全面改修工事が約1,100万円(税込)からです。

屋根・外壁・雨漏りを直したい場合

株式会社住宅サービスは、2011年にひたちなか市で屋根瓦工事と雨漏り補修の「屋根工房 のまた」として始まった会社です。雨漏り修理と屋根・外壁の工事を中心に、内装や水まわりも手がけ、雨どいの定期清掃サービスも行っています。

株式会社富士塗装店は、日立市東金沢町に本社を置く、昭和32年創業の塗装専門店です。日立市・ひたちなか市を中心に、東海村・高萩市・常陸太田市・北茨城市・水戸市などに対応しています。建築塗装技能士などの国家資格者が在籍し、塗料と施工箇所に応じて5〜10年の施工保証を設けています。

木の家・古民家を直したい場合

深谷木材工業株式会社は、日立市鮎川町で昭和10年に創業した木材・建築の会社です。木造注文住宅に加えて、キッチン・浴室などの水まわり、外壁・屋根・外構、床下調査やシロアリ対策まで手がけています。見積書を細かく記載し、工程表を渡す方針を公式サイトで示しており、保証は商品・工事内容により最大10年です。

株式会社茨城県南木造住宅センターは、1978年に協同組合として始まり、2008年に株式会社になった会社です。茨城県産の杉・桧などの無垢材を使ったリフォームやリノベーション、古民家の改修を手がけています。つくば市研究学園のつくばハウジングパーク内にモデルハウスがあります。

リノベーション・間取り変更をしたい場合

サンワ設計株式会社は、古河市に本社を置く昭和56年創業の住宅会社で、1998年にリフォーム事業部を開設しています。注文住宅の設計力を活かした耐震・断熱リノベーションや二世帯リノベーションが中心です。公式サイトのメニューでは、水回り4点セットが300万円から、LDKリノベが500万円から、1棟フルリノベが1,700万円から(いずれも税込)と案内しています。栃木県小山市にも拠点があります。

株式会社ティックは、桜川市真壁町に本社、つくば市に相談窓口を置く、1984年設立のデザイン・設計・施工会社です。マンションや古民家、中古住宅のリノベーションを手がけ、施工事例にはつくば市のマンションリノベーションが多く並びます。空間デザインから設計・施工までを一貫して行う会社です。

中古住宅を買って直したい・耐震補強を相談したい場合

有限会社アイネットサービスは、牛久市に本社とショールームを置く会社で、牛久市・龍ケ崎市・つくば市・土浦市など県南エリアを中心に対応しています。営業担当を置かず職人が直接対応する体制で、床下や天井裏まで確認してから工事内容を提案する方針です。中古住宅の購入前の建物調査や、耐震診断・補強、浸水被害の修繕も扱っています。

有限会社ハウジング・サポートは、鹿嶋市に本社を置く一級建築士事務所の会社です。鹿行5市(鹿嶋市・潮来市・神栖市・行方市・鉾田市)を中心に、県央・県南や千葉県の一部にも対応しています。住宅省エネ支援事業者として登録しているため、国の住宅省エネ2026キャンペーンの申請を任せられます。中古住宅のフルリフォームから手すりの設置のような小さな工事まで扱っています。

茨城のリフォーム会社ランキングの選定基準と、会社を選ぶときの確認点

この記事では、口コミの点数や知名度ではなく、公的に確認できる情報を基準にしました。リフォームは同じ会社でも担当者や工事の内容によって満足度が大きく変わるため、外から確かめられる事実で選ぶほうが失敗が少ないからです。

確認項目確かめる方法なぜ大事か
建設業許可国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で、商号と所在地が一致するか500万円以上(税込)の工事は許可がないと請け負えない
所在地公式サイトの会社概要と、許可の所在地が一致するか市の補助金で「市内業者」の条件を満たすかどうかに直結する
事業者登録茨城すまいづくり協議会の住宅リフォーム事業者登録データベースに掲載があるか県の関係団体が公開している名簿で、得意分野や保険の加入状況も載っている
保険・保証リフォーム瑕疵保険の事業者登録や、自社の工事保証の内容工事後に不具合が出たときの備えになる
国の補助金の登録住宅省エネ支援事業者として登録しているか登録がない会社では、国の省エネ補助を申請できない

今回10社を選ぶ過程では、比較サイトに載っている情報と公式サイトの情報が食い違う例が複数ありました。たとえば、ある会社の住所として、別の会社の本社住所が載っていた例です。問い合わせの前に、公式サイトの会社概要で所在地を確かめる。

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茨城県のリフォーム費用の目安【県内の会社が公開している価格】

業者を選ぶ前に、おおよその費用感を掴んでおくと、見積もりが妥当かどうかを判断しやすくなります。ここでは一般的な相場表ではなく、今回掲載した茨城の会社が公式サイトで公開している価格と事例を集めました。

工事の内容金額・工期出典
水まわり4点(キッチン・浴室・トイレ・洗面)約209.9万円〜(税込)イサカホームの目安価格
水まわり4点セット300万円〜(税込)サンワ設計のリノベメニュー
水まわり3か所の改修(トイレの奥行き拡張・洗面所の収納改善ほか)合計258万円・計2週間根子左の水戸市の施工事例
LDKのリノベーション500万円〜(税込)サンワ設計のリノベメニュー
フロア(1階または2階)のリノベーション1,000万円〜(税込)サンワ設計のリノベメニュー
全面改修工事約1,100万円〜(税込)イサカホームの目安価格
二世帯住宅2階の全面改装(浴室・洗面の増築を含む)約1,265万円(税込)・100日イサカホームの茨城町の施工事例
1棟フルリノベーション1,700万円〜(税込)サンワ設計のリノベメニュー
築約60年の住宅の全面リフォーム(基礎・土台の補強、断熱工事を含む)約2,640万円(税込)・120日イサカホームの水戸市の施工事例

同じ「水まわり4点」でも、会社によって約210万円からと300万円からで差があります。設備のグレードや、内装・配管の工事をどこまで含めるかの違いです。金額だけを比べず、見積もりに含まれる工事の範囲をそろえて比べる。

茨城の戸建ては全国と比べて広めです。令和5年住宅・土地統計調査では、1住宅あたりの敷地面積が394.15㎡で全国1位、専用住宅の延べ面積は104.47㎡でした。家が広いと、全面改修や外壁・屋根の工事は面積に応じて金額が大きくなります。工事を分けて段階的に進めるか、補助金を使える部分からまとめて行うかを、業者と相談しながら決めるとよいでしょう。

箇所ごとの詳しい費用と内訳は、リフォームにかかる坪単価の相場、トイレリフォーム費用の相場、フルリノベーションの費用相場でそれぞれ詳しく解説しています。

茨城県・主要5市で使えるリフォーム補助金【2026年度・令和8年度】

茨城県では、個人に直接リフォーム補助を出すのは県ではなく市町村です。県は、耐震補助を行う市町村に費用の一部を出す役割です。そのため、使える制度と金額は住んでいる市町村によって変わります。

耐震改修の「4/5・上限115万円」が多くの市で共通しているのは、設計と改修をまとめて行う総合支援メニューで、国が5分の2、県が5分の1、市町村が5分の1を負担する仕組みになっているからです。

木造住宅の耐震化(主要5市)

対象は、いずれも昭和56年5月31日以前に建てられた(または着工・建築確認を受けた)木造の一戸建てです。受付状況は2026年10月26日時点の各市の公式ページの記載です。

市補助の内容受付状況施工業者の条件
水戸市診断士派遣:自己負担5,000円(募集は終了)/設計+工事の一体:4/5・上限115万円11月30日まで受付中(先着順)市内に本店・支店・営業所がある建設業者。設計は茨城県木造住宅耐震診断士等
日立市診断:15/16・上限3万円/計画+工事の一括:4/5・上限115万円/シェルター:4/5・上限50万円診断は令和9年1月29日まで、ほかは11月30日まで受付中診断・計画は市内の設計事務所等に所属する診断士、工事は市内に本店・支店・営業所がある事業者
ひたちなか市診断士派遣:自己負担2,000円(終了)/設計+工事:4/5・最大115万円改修は10月30日まで受付中建設業許可を持つ者が施工し、施工者以外が工事監理を行う
つくば市診断士派遣(終了)/改修:4/5・上限115万円令和8年度は先着2件で終了市内業者の条件があるかは公式の案内から確認できず
土浦市診断士派遣:無料(締切)/計画+工事:4/5・上限115万円令和8年度は2件で締切市内業者の条件があるかは公式の案内から確認できず

つくば市・土浦市のように、年に数件の枠が先着ですぐ埋まる市もあります。来年度に工事を考えているなら、春の受付開始に合わせて動けるよう、今のうちに業者へ相談しておくと間に合いやすくなります。診断で「上部構造評点」が1.0未満と判定され、改修後に1.0以上にすることが、改修補助の共通の条件です。

一般のリフォーム・転入者・空き家向けの補助

制度補助の内容受付状況(10月26日時点)施工業者の条件
水戸市|安心住宅リフォーム支援補助金工事費の1/10+アドバイザー派遣費の1/2(合計上限10万円)抽選制。令和8年度後期の新規申込は終了法人は本店が市内にあり、建設業許可がある。個人は市内在住で実務経験10年以上
つくば市|安心住宅リフォーム支援補助金工事費の1/10(上限10万円)第2期も50件に達し受付終了法人は本店が市内にあり、建設業許可がある。個人は市内在住で実務経験原則10年以上
つくば市|空家活用補助金改修費の50%(上限50万円)12月28日まで受付中(予算に達したら終了)市内に本店・支店・営業所がある事業者
土浦市|住宅リフォーム助成工事費の1/10(上限10万円)。省エネ改修か子育て応援改修が必須6月30日で受付終了市内に本店または支店がある業者
土浦市|転入者リフォーム応援事業工事費の1/2(上限30万円)12月28日まで受付中(窓口のみ)市内在住の個人事業者、または市内に本店か営業所がある法人
日立市|ひたち転入者応援リフォーム助成1/2(最大50万円)令和9年3月31日まで受付中(予算に達したら終了)市内に本店もしくは営業所がある法人・個人事業主
日立市|空き家利活用リフォーム補助金経費の1/3+ローン利子1年分(上限50万円)令和8年度の受付を実施中市内に本店もしくは営業所がある法人・個人事業者

水戸市とつくば市の安心住宅リフォーム支援補助金は、法人の場合「本店が市内にあること」が条件です。支店や営業所が市内にあるだけでは対象にならない。たとえば水戸市の制度を使うなら、水戸市に本社がある会社が候補になります。

危険ブロック塀・浸水対策

市補助の内容受付状況施工業者の条件
水戸市危険ブロック塀等撤去:2/3など(上限20万円)11月30日まで受付中市内に本店・支店・営業所がある建設業者・解体工事業者
日立市危険ブロック塀等改善:最大50万円(除却+軽量フェンス・生垣)11月30日まで受付中市内に本店・支店・営業所がある法人・個人事業者
ひたちなか市危険ブロック塀等撤去:2/3など(最大15万円)11月30日まで受付中建設業者または解体工事業者
日立市住宅浸水対策促進:3/4(かさ上げ・盛土は上限300万円、防水板などは上限50万円)令和8年度のリーフレットあり(締切は窓口で確認)市内に本店・支店・営業所がある法人・個人事業主

ブロック塀の補助は、通学路や避難路に面した、一定の高さを超える塀が対象です。どの市も市職員の事前確認や交付決定の前に契約しないことが条件なので、撤去を決める前に市の建築指導課へ相談する。

国の住宅省エネ2026キャンペーン

事業補助額主な要件
みらいエコ住宅2026事業平成3年以前の住宅:最大100万円/平成4〜28年の住宅:最大80万円(断熱性能による)平成28年以前に建てた住宅。窓や外壁などの断熱工事が必須
先進的窓リノベ2026事業1戸あたり最大100万円ガラス交換・内窓設置・外窓交換のいずれかが必須
給湯省エネ2026事業エコキュート7万円/台、ハイブリッド給湯機10万円/台、エネファーム17万円/台(性能・撤去の加算あり)性能要件を満たす機器に限る

この3事業は、工事をする会社が「住宅省エネ支援事業者」に登録していないと申請できません。施主が自分で申請することはできず、補助金はいったん事業者に交付され、工事代金への充当などの形で施主に還元されます。予約は遅くとも2026年11月16日、交付申請は12月31日までで、予算に達した時点で終わります。

注意したいのは市の補助との併用です。国のキャンペーンは、国費が入った自治体の制度とは併用できません。水戸市の安心住宅リフォーム支援補助金は、国の省エネ補助と対象が重なる工事を対象外にしており、土浦市の住宅リフォーム助成は国のキャンペーンと併用できないとしています。どちらを使うと得になるかは、工事の内容が決まった段階で業者に試算してもらう。

介護保険の住宅改修

要介護・要支援の認定を受けている人は、手すりの取付けや段差の解消、引き戸への交換、洋式便器への取替えなどの工事に、介護保険の住宅改修費を使えます。支給の上限は20万円で、自己負担は1〜3割です。工事の前に市町村へ事前申請が必要なので、ケアマネジャーに相談してから業者を決めるのが順番です。

茨城でリフォームするときに知っておきたい3つの事情

1. 東日本大震災で21万戸超が被災した。旧耐震の木造住宅は今も耐震化が課題

2011年3月11日の東日本大震災で、茨城県は最大震度6強を観測しました。県の耐震改修促進計画によると、県内の住家被害は全壊2,634棟、半壊24,995棟、一部破損191,490棟で、21万戸を超える家屋が何らかの被害を受けました。

市全壊半壊一部破損
水戸市1641,90327,577
日立市4333,36413,460
ひたちなか市868016,095
土浦市62735,677
つくば市82663,718

出典:茨城県「東日本大震災の記録誌」第3章

県内各地で瓦屋根やブロック塀、大谷石の塀が崩れ、水戸市は震災後、瓦やブロックの受け入れを翌年5月まで続けました。県の推計では、平成30年時点で一戸建ての14.1%が耐震性不足とされています。昭和56年5月以前に建てた木造住宅に住んでいるなら、まず市の耐震診断を受けることが、補助金を使った改修への入口になります。

2. 鬼怒川・小貝川沿いは水害への備えが必要

2015年9月の関東・東北豪雨では、常総市で鬼怒川の堤防が約200mにわたって決壊し、市の面積の約3分の1にあたる約40km²が浸水しました。内閣府の資料によると、常総市内の住宅被害は全壊53件、大規模半壊1,581件、半壊3,491件、床下浸水3,066件にのぼり、浸水の解消までに10日かかった地域もありました。

川の近くで家を直すときは、市のハザードマップで浸水の想定を確かめ、給湯器や分電盤などの設備を高い位置に移す、床の高さを見直すといった対策を、リフォームと一緒に検討すると効率的です。日立市には、住宅のかさ上げや防水板の設置に工事費の4分の3を補助する制度もあります。

3. 内陸の冬は東京より冷え込む。広い戸建てほど窓と断熱が効く

観測地点1月の日最低気温2月の日最低気温
水戸−1.8℃−1.2℃
つくば(館野)−2.8℃−1.8℃
東京1.2℃2.1℃

出典:気象庁 平年値(1991〜2020年)

水戸やつくばの冬の朝は、東京より3〜4℃低くなります。茨城は持ち家住宅率が69.4%(全国60.9%)、住宅の7割が一戸建てで、家も広めです。部屋数と窓が多い家ほど、窓や断熱のリフォームで暮らしやすさが変わります。国の先進的窓リノベ2026(最大100万円)やみらいエコ住宅2026を使えば、内窓の設置や断熱改修の負担を抑えられます。

茨城県のリフォーム業者の選び方

茨城で業者を選ぶときは、次の5つを順に確かめると、補助金の取りこぼしと工事のミスマッチを防げます。

確認すること理由とポイント
1. 自宅のある市に拠点があるか水戸市・日立市・つくば市・土浦市は、市内業者が条件の補助金が多い。水戸市・つくば市の一般リフォーム補助は「本店」が市内であることが条件
2. 工事の中心に合った会社か水まわりならリフォーム専門店、屋根・外壁なら屋根や塗装の専門業者、耐震や間取り変更なら設計事務所や工務店
3. 建設業許可と所在地が公的に確認できるか国土交通省の建設業者検索で商号と所在地を確かめる
4. 国の補助金の登録事業者か窓・断熱・給湯器の工事なら、住宅省エネ支援事業者の登録が必要
5. 見積書の内訳が具体的か「一式」が多い見積もりは、工事の範囲を確認する。複数社の見積もりは範囲をそろえて比べる

特に1つめは、他の地域にはあまりない茨城ならではの注意点です。「対応エリアに入っている」ことと「市の補助金の対象業者である」ことは別。県全域に対応している会社でも、本社が別の市にあれば、市の補助金の条件を満たさないことがあります。

見積もりの比べ方や、契約前に気をつけたい点は、リフォームの値引き交渉のコツとリフォームの失敗事例と回避策で詳しく解説しています。

茨城でリフォームを進める手順

手順ポイント
1. 家の建築年と工事の目的を整理する昭和56年5月以前の木造なら耐震診断から。窓・断熱・給湯器なら国の補助を視野に入れる
2. 市の補助金を確認する市のホームページか建築指導課・住宅政策課に問い合わせる。受付期間と業者の条件を確かめる
3. 条件に合う業者2〜3社に相談する市内業者の条件や、住宅省エネ支援事業者の登録を満たす会社を選ぶ
4. 現地調査と見積もりを受ける工事の範囲をそろえて比べる。補助金の申請を代行してくれるかも確認する
5. 補助金を申請し、交付決定を待つ交付決定の前に契約・着工すると対象外になる制度がほとんど
6. 契約・着工・完了完了後に実績報告をして補助金を受け取る。代理受領制度がある市もある

いちばん多い失敗は、先に契約してしまい補助金の対象から外れること。補助金を使うつもりなら、業者との打ち合わせの最初の段階で「この市の補助金を使いたい」と伝えておくと、申請の段取りを組んでもらえます。

依頼先の種類と向き不向き

依頼先成り立ち得意な工事注意点
地域の工務店・住宅会社新築も手がける建築会社耐震補強、間取り変更、全面改修小さな修繕は割高になることがある
設計事務所建築士が設計から関わる性能向上リノベ、二世帯化、中古住宅の再生設計料が別にかかる場合がある
リフォーム専門店改修工事に特化水まわりの交換、内装の刷新大規模な構造補強は外注になることがある
屋根・塗装などの専門業者特定の工事が本業屋根の修理、外壁塗装、雨漏り水まわりや内装は対応範囲が限られることがある

本記事の10社も、左官業から始まった会社、塗装の専門店、木材の会社、設計事務所と、成り立ちがさまざまです。自分の工事の中心がどこにあるかで選ぶ。一覧の「主な守備範囲」を目安に、2〜3社を選んでみてください。

茨城のリフォームに関するよくある質問

市外の業者に頼むと補助金は使えない?

制度によります。水戸市の耐震改修とブロック塀撤去は市内に本店・支店・営業所がある業者、水戸市とつくば市の安心住宅リフォーム支援補助金は本店が市内にある法人(または市内在住の個人事業者)が条件です。日立市・土浦市にも市内業者が条件の制度があります。国の住宅省エネ2026キャンペーンは市内かどうかを問いませんが、住宅省エネ支援事業者として登録している会社である必要があります。

茨城県の補助金はある?

県が個人に直接リフォーム費用を補助する制度は、令和8年度の公式情報では確認できませんでした。県は、木造住宅の耐震化などを補助する市町村に費用の一部を出しています。使える制度は住んでいる市町村によって決まるので、市町村の窓口で確認してください。

耐震診断はいくらかかる?

市によって違います。令和8年度の自己負担は、水戸市が5,000円、ひたちなか市が2,000円、土浦市は無料、日立市は費用の16分の15(上限3万円)が補助されます。いずれも昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅が対象で、募集期間が決まっています。

補助金はいつ申請すればいい?

多くの市は4〜6月に受付を始め、先着や抽選で枠が埋まり次第終わります。つくば市・土浦市の耐震改修は年に2件程度です。どの制度も交付決定の前に契約・着工すると対象外になるため、工事の時期が決まったら早めに業者と市の窓口に相談してください。

国と市の補助金は一緒に使える?

同じ工事では使えないことが多いです。国の住宅省エネ2026キャンペーンは、国費が入った自治体の制度と併用できません。水戸市の安心住宅リフォーム支援補助金は国の補助と対象が重なる工事を対象外にし、土浦市の住宅リフォーム助成は国のキャンペーンとの併用を認めていません。工事を分けて別々の制度を使える場合もあるので、業者に試算してもらってください。

マンションのリフォームでも補助金は使える?

国の先進的窓リノベ2026や給湯省エネ2026は共同住宅も対象です。一方、各市の木造住宅耐震化の補助は木造の一戸建てが対象なので、マンションは該当しません。マンションの場合は管理規約で工事できる範囲も確認してください。

転入してきた人向けの補助はある?

あります。日立市のひたち転入者応援リフォーム助成(工事費の1/2・最大50万円)、土浦市の転入者リフォーム応援事業(工事費の1/2・上限30万円)などです。いずれも中古住宅の取得や転入の時期に条件があり、市内の業者が施工することが必要です。

工事の前に何から始めればいい?

まず自宅の建築年と、住んでいる市の補助金の条件を確認してください。昭和56年5月以前の木造住宅なら、市の耐震診断を申し込むのが出発点です。そのうえで、補助金の業者条件を満たす会社2〜3社に相談すると、提案と見積もりを比べやすくなります。

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