1LDKリフォームの相場は?間取り別の費用目安とポイントを解説

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1LDKのリフォームを検討されている方にとって、最も気になるのは「いったいどれくらいの費用がかかるのか」という点ではないでしょうか。1LDKは単身者や夫婦二人暮らしに人気の間取りで、限られたスペースを有効活用するリフォームが求められます。

本記事では、住宅設備メーカーが公開している費用の目安をもとに、1LDKリフォームの費用を箇所別に整理し、間取り変更の考え方やコストを抑えるポイントまで解説します。

目次
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1LDKリフォームの相場はいくら?費用の全体像

1LDKリフォームの費用は、どこまで手を入れるかで大きく変わります。TOTOは、キッチン・浴室・洗面所・トイレの水まわり4点をまとめて交換する費用の目安を100万〜300万円程度としています(2025年3月時点、TOTO)。床・壁・天井の内装や間取りの変更まで含めた全面リフォームでは、LIXILリフォームショップがマンションのフルリフォームの目安を450万円〜としており(LIXILリフォームショップ)、面積の小さい1LDKでも水まわりだけの部分リフォームより費用は大きくなります。いずれも面積・設備のグレード・物件の状態・地域によって上下します。

マンションと戸建て、賃貸と持ち家でも費用相場に違いがあります。マンションは構造上の制約があるため、間取り変更には制限がありますが、設備が集約されていることが多く、水回りのリフォームがスムーズに行える傾向があります。一方、戸建ては自由度が高いものの、設備の配置によっては追加工事が必要になるケースもあります。

1LDKリフォームの部位別費用相場

1LDKリフォームの費用は、どの部分をリフォームするかによって大きく変わります。ここでは、主な部位別の費用相場を見ていきましょう。

キッチンリフォーム:50万円~200万円が目安

キッチンは1LDKの中心となる重要な場所です。システムキッチンへの交換が一般的で、グレードやサイズ、素材によって価格が変動します。I型からL型への変更など、キッチンの形状を変える場合は追加費用が発生します。費用の目安はTOTOが100万〜200万円(2025年3月時点)、LIXILリフォームショップが50万〜200万円としています(TOTO・LIXILリフォームショップ)。

浴室リフォーム:50万円~150万円が目安

浴室リフォームは、ユニットバスへの交換が主流です。ユニットバスのサイズは既存の浴室の寸法で決まり、浴室乾燥機や暖房機能を付けると費用は上がります。給排水管の交換を伴う場合も、費用は増加します。費用の目安はTOTOが50万〜150万円(2025年3月時点)で、パナソニックのリフォームショップ紹介サービスの完工物件では101万〜150万円が最も多い価格帯です(TOTO・パナソニック)。

トイレリフォーム:20万円~60万円が目安

温水洗浄便座付きの便器交換が基本的なリフォーム内容です。壁や床の内装変更も含めると費用は上がります。狭いスペースのため、コストを抑えやすい部分でもあります。費用の目安はTOTOが30万〜60万円(2025年3月時点)、パナソニックの完工物件で最も多い価格帯は21万〜40万円です(TOTO・パナソニック)。

洗面所リフォーム:20万円~70万円が目安

洗面台の交換が基本で、収納付きタイプや高級素材を選ぶと費用は上がります。洗濯機置き場との兼ね合いで、スペースを有効活用する工夫が必要です。費用の目安はTOTOが30万〜70万円(2025年3月時点)、パナソニックの完工物件で最も多い価格帯は21万〜40万円です(TOTO・パナソニック)。

フローリング張替え:6畳あたり9万円~18万円が目安

LIXILリフォームショップは、6畳のフローリングの費用目安を、既存の床をはがす張り替えで9万〜18万円、既存の床の上に重ねる重ね張りで6万〜14万円としています(LIXILリフォームショップ)。1LDKのLDKと洋室をすべて張り替える場合は、面積に応じて費用が増えます。素材によって価格が変わり、マンションでは管理規約で定められた遮音性能の床材を選ぶ必要があるため、その分コストが上がることがあります。

壁紙張替え:6畳あたり3万円~5万円が目安

LIXILリフォームショップは、壁・天井の壁紙張り替えの目安を、6畳でスタンダードクロス3.0万〜5.0万円、ハイグレードクロス4.4万〜7.0万円、15畳でスタンダードクロス6.4万〜7.7万円としています(LIXILリフォームショップ)。たとえば15畳のLDKと6畳の洋室なら、スタンダードクロスで約9万〜13万円が目安で、廊下や水まわりも張り替えると増えます。防カビ・消臭などの機能性壁紙を選ぶと費用は上がります。

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1LDKリフォーム費用の内訳|水まわり・内装・間取り変更・フルリノベの考え方

結論:1LDKの費用は、箇所ごとの「設備・材料」「工事費」「諸経費・処分費」の積み上げです。水まわりは「設備の数とグレード」、内装は「面積」、間取り変更は「壁と配管」、フルリノベは「工事範囲」で費用が決まります。どこに費用がかかるかを分けて考えると、見積もりの比較と予算の配分がしやすくなります。

見積もりの総額を構成する4つの費用

どの箇所のリフォームでも、見積書の総額はおおむね次の4つでできています。パナソニックは、諸経費の目安を総工事費の10〜20%前後としています(パナソニック:リフォーム費用の相場と見積書の見方)。

費用の種類 主な中身 確認ポイント
設備本体・材料費 キッチン、ユニットバス、便器、床材、壁紙など メーカー・シリーズ・品番で大きく変わる
工事費 解体、設置、配管・電気、内装仕上げなどの人件費 工事範囲と工期で変わる
諸経費 現場管理費、運搬費、駐車場代など 「一式」表記なら中身を確認
廃材処理費 撤去した設備や床材の処分 解体の範囲が広いほど増える

水まわり:設備のグレードと位置を変えるかで決まる

1LDKはキッチン・浴室・洗面所・トイレが1か所ずつの住まいが多く、水まわりをすべて新しくすると4点セットのリフォームになります。TOTOは4点セットの目安を100万〜300万円程度、3点セットを60万〜200万円程度としています(2025年3月時点、TOTO:水まわりリフォーム費用まとめ)。

箇所 TOTOの目安 パナソニックの最多価格帯
キッチン 100万〜200万円 151万〜300万円
浴室 50万〜150万円 101万〜150万円
洗面所 30万〜70万円 21万〜40万円
トイレ 30万〜60万円 21万〜40万円

パナソニックの最多価格帯は、同社のリフォームショップ紹介サービスで完工した約1万件(2019年5月〜2025年8月)で最も多かった価格帯です(パナソニック)。同じ位置で設備を交換するだけなら目安の範囲に収まりやすく、キッチンや浴室の位置を動かすと給排水管・排気ダクトの工事が加わって費用が上がります。

内装:1LDKは面積が小さい分、単価の差が出やすい

床と壁紙の費用は、ほぼ面積に比例します。LIXILリフォームショップが示す広さ別の目安は次のとおりです(LIXILリフォームショップ:床・LIXILリフォームショップ:壁紙)。

工事 6畳の目安 15畳の目安
フローリング(張り替え) 9万〜18万円 -
フローリング(重ね張り) 6万〜14万円 -
クッションフロア(張り替え) 4.5万〜10万円 -
壁紙(スタンダードクロス) 3.0万〜5.0万円 6.4万〜7.7万円
壁紙(ハイグレードクロス) 4.4万〜7.0万円 8.9万〜10.2万円

たとえば15畳のLDKと6畳の洋室なら、壁紙はスタンダードクロスで約9万〜13万円です。床は6畳の目安を面積に合わせて当てはめると、合計約21畳のフローリング張り替えで単純計算30万〜60万円程度になります。洗面所やトイレの床はクッションフロアにする、居室は重ね張りにするなど、場所ごとに材料と工法を変えると費用を調整できます。

マンションでは、床のフローリング、ユニットバスの設置、間取りの変更などの工事について、国土交通省のマンション標準管理規約が理事長への申請と承認を求めています(国土交通省:マンション管理(マンション標準管理規約))。管理規約で床材の遮音性能が決められていることも多く、選べる床材と費用に影響するため、見積もり前に確認しておきます。

間取り変更:壁を「抜く・つくる」か、水まわりを「動かす」か

間取り変更の費用は、壁の撤去・新設で済むか、水まわりの移動を伴うかで大きく分かれます。LIXILリフォームショップの目安は次のとおりです(LIXILリフォームショップ:マンションリフォームの費用)。

工事 目安
間仕切り壁の撤去・引き戸の取り付け 20万〜30万円
リビングと和室をつなぐ工事 80万〜150万円
クローゼットの増設 10万〜50万円

1LDKを広いワンルームにする、寝室とLDKの間を引き戸にするといった工事は、壁の撤去に加えて床・壁・天井の補修と照明・コンセントの移設が必要になります。マンションは構造によって撤去できない壁があり、専有部分の工事でも管理組合の承認が必要なため、希望する間取りが実現できるかを先に確認します。

フルリノベ:水まわり+内装+間取り+配管の合計で考える

フルリノベーションは、ここまでの水まわり・内装・間取り変更に、給排水管や電気配線の更新、解体と廃材処理を合わせた工事です。LIXILリフォームショップはマンションのフルリフォームの目安を450万円〜としています(LIXILリフォームショップ)。パナソニックの完工データでは、内装改装や設備交換が中心なら200万円前後の事例も多い一方、スケルトンリフォームは901万〜1,200万円台が最も多い価格帯です(パナソニック)。面積が小さい1LDKでも、スケルトンにして配管まで更新するかどうかで総額は大きく変わります。

1LDKの見積もりを依頼する前に決めておくこと
  • 水まわりは「同じ位置で交換」か「位置を動かす」か
  • 床・壁紙を張り替える範囲(LDKだけか、洋室・廊下・水まわりも含めるか)
  • 間取りを変える場合、撤去したい壁と新しくつくりたい収納
  • 給排水管・電気配線を更新するか(築年数が古い場合は特に確認)
  • マンションの場合、管理規約の工事ルールと床の遮音性能

1LDKリフォームで人気の間取り変更プラン

1LDKの限られたスペースを有効活用するために、以下のような間取り変更が人気です。

キッチンとリビングの一体化

壁付けキッチンからアイランドキッチンやペニンシュラキッチンに変更し、オープンなLDK空間を作るリフォームです。キッチン本体の費用に加えて、給排水管や排気ダクトの延長、床・壁の補修が必要になるため、同じ位置での交換より費用は上がります。キッチンと居室の間の壁を取り払う場合、LIXILリフォームショップは間仕切り壁の撤去と引き戸の取り付けで20万〜30万円を目安としています(LIXILリフォームショップ)。

収納スペースの拡充

壁面収納や造作収納を増やし、限られたスペースを有効活用するリフォームです。LIXILリフォームショップは、クローゼットの増設の目安を10万〜50万円としています(LIXILリフォームショップ)。

ワークスペースの確保

リビングの一角や廊下のスペースなどにワークスペースを設ける方法です。造作カウンターだけで済むか、間仕切りや照明・コンセントの増設まで行うかで費用が大きく変わるため、必要な工事を決めてから見積もりを取ると比べやすくなります。

1LDKリフォームでコストを抑えるポイント

リフォーム費用を抑えるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

  • 水回りの位置を大きく変えない(給排水管の移設費用が発生するため)
  • 既存の設備をできるだけ活かす
  • 標準グレードの設備・素材を選ぶ
  • DIYできる部分は自分で行う(壁紙張替えなど)
  • 複数の業者から見積もりを取り比較する

1LDKリフォームの費用例を見るときのポイント

リフォーム会社の施工事例やWebサイトの費用例は、金額だけでなく、面積、築年数、工事範囲(水まわりの数、床・壁・天井、給排水管や電気配線の交換の有無)、設備のグレードをそろえてから比べることが大切です。同じ「水まわりのリフォーム」でも、設備を同じ位置で交換するだけか、配管を新しくするかで総額は変わります。

メーカーの公開データでは、パナソニックのリフォームショップ紹介サービスで完工した約1万件(2019年5月〜2025年8月)のうち、最も多い価格帯はキッチンが151万〜300万円、浴室が101万〜150万円、トイレと洗面所がそれぞれ21万〜40万円でした(パナソニック)。自分の見積もりがこの範囲から大きく外れる場合は、工事範囲や設備の品番を確認するとその理由が分かります。

まとめ:1LDKリフォームを成功させるために

1LDKリフォームの成功のカギは、限られたスペースをいかに有効活用するかという点にあります。リフォームの目的を明確にし、優先順位をつけることで、満足度の高いリフォームを実現できるでしょう。

予算に合わせてリフォーム内容を調整し、信頼できる業者を選ぶことも重要です。複数の会社から見積もりを取り、施工事例や口コミも確認しましょう。今回ご紹介した相場情報を参考に、理想の住まいづくりを実現してください。

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