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水回りのリフォーム費用と日数を解説!タイミングも紹介!
築年数が経つと水回りのリフォームを考える方は多いですが費用や仕上がり、そしてリフォーム中の生活への影響が気になりますよね。
水回りは家族が毎日使う場所だからこそ、妥協せずに安心して任せられる業者を選びたい、というのは誰もが抱く不安です。
しかし、水回りのリフォームは正しい知識と信頼できる業者選びができれば、予算内で満足のいく仕上がりになります。
家族の快適な生活空間を実現するために、水回りのリフォームは決してハードルの高いものではありません。
この記事では、水回りリフォームにかかる具体的な費用の目安や日数について分かりやすく解説していきます。
また、リフォームするタイミングやリフォームする際の注意点も紹介しているので、安心してリフォームに踏み切れるようサポートしています。
この記事を読めば水回りリフォームへの不安が解消され安心して理想のリフォームプランを立てられるため、結果として家族がより快適に過ごせる水回り空間を手に入れ、暮らしの質を高める一歩を踏み出せるでしょう。
水回りをリフォームするタイミング
水回りのリフォームはタイミングを見極めるのは難しいです。
水回りは以下のタイミングでのリフォームが、ベストだと考えられているので参考にしてください。
- 耐用年数が経過したとき
- 生活スタイルが変化したとき
耐用年数が経過したとき
水回りの設備には15年〜20年と寿命があり、設備の耐用年数が経過したタイミングが最適です。
長期間使用すると劣化によって水漏れやカビが発生しやすくなるため、耐用年数を目安にリフォームを検討する方が多いです。
たとえば、蛇口からの水漏れや排水の流れが悪いといった問題は設備内部の老朽化が進んでいる証拠です。
放置しておくと大きなトラブルに発展して、修理費用が増大する可能性があります。
そのため、耐用年数を過ぎた水回り設備で劣化や故障のサインが見られた場合は、早めのリフォームをしてトラブルを未然に防げれば余計な費用の発生を抑えられます。
生活スタイルが変化したとき
生活スタイルの変化に合わせて水回りのリフォームを行うと、日常生活がより快適になります。
なぜなら、家族構成や生活スタイルの変化により必要とする設備や使い勝手も変わってくるからです。
たとえば、子供が成長して独立した場合、コンパクトで省エネ効果の高い設備に変更すると家計の負担を軽減できます。
また、バリアフリー対応のリフォームは高齢者がいる家庭にとって重要な要素です。
生活スタイルに合わせたリフォームは家族全員が快適に過ごせる環境を作り、将来的な介護や日常の利便性を向上させるためにも有効です。
水回りのリフォーム費用と日数
水回りをリフォームする際、リフォームする場所によって費用と日数は異なります。
この記事では、以下の水回りのリフォーム費用と日数について解説していきます。
- トイレ
- キッチン
- 洗面所・洗面台
- 浴室・ユニットバス
トイレ
リフォーム内容 | 費用相場 | 日数 |
---|---|---|
トイレ本体の交換 | 10〜25万円 | 1〜2日 |
トイレ交換と位置移動 | 20〜60万円 | 2〜4日 |
和式トイレから洋式への交換 | 15〜60万円 | 2〜5日 |
タンクレスの洋風便器への交換 | 35〜50万円 | 2〜4日 |
ウォシュレットの設置・交換 | 5〜20万円 | 1〜2日 |
壁クロスの張り替え | 3〜6万円 | 1〜2日 |
床クッションフロアの張り替え | 2〜6万円 | 1〜2日 |
トイレのリフォームは費用は比較的抑えられ平均して10万〜30万円程度で、工事日数も1日から5日と短期間で完了します。
ただ、和式から洋式に交換や最新の高性能モデルに交換する場合の費用は50万円を超えるので気をつけてください。
しかし、節水型や洗浄機能付きのトイレにリフォームすれば長期的な水道料金の節約が期待できます。
トイレをリフォームすれば快適さと省エネ効果が期待できるため、適切なタイミングでのリフォームを検討しましょう。
キッチン
リフォーム内容 | 費用相場 | 費用 |
---|---|---|
システムキッチン全体交換 | 55〜125万円 | 3〜7日 |
キッチン交換と位置移動 | 100〜200万円 | 4〜8日 |
壁付けキッチンを対面式に交換 | 55〜200万円 | 4〜8日 |
キッチンのリフォーム費用は50万〜150万円程度で、工事期間は1週間〜2週間が一般的です。
ただし、対面型のキッチンの方が費用は高い傾向にあり、素材や機能によっては200万円を超える場合があります。
システムキッチンに変更すれば収納力が増え、使い勝手も大幅に向上させられるので日常の調理作業をより効率的にできます。
また、IHクッキングヒーターを導入すれば安全性も向上し、子どもと一緒に料理を作る時間ができます。
使い勝手を重視したリフォームを行い、快適なキッチン環境を手に入れましょう。
洗面所・洗面台
リフォーム内容 | 費用相場 | 日数 |
---|---|---|
洗面台本体の交換 | 10〜35万円 | 1〜2日 |
洗面台の交換と位置移動 | 20〜50万円 | 2〜3日 |
オリジナル洗面台を造作 | 25〜60万円 | 3〜6日 |
洗面所の壁・床の張り替え | 4〜5万円 | 1〜2日 |
洗面所や洗面台のリフォーム費用は10万〜30万円程度で、工事日数は1日から6日です。
洗面台に関しては、各メーカーが以下の3タイプのグレードを提供しています。
- ローグレード
- ミドルグレード
- ハイグレード
費用を抑えたい方はシンプルなデザインが豊富なローグレードを、収納スペースがほしい方はミドルグレードを選ぶといいです。
ハイグレードは、使い勝手がよく高級感のあるデザインの洗面台にしたい方におすすめです。
古くなった洗面台はカビや水垢がつきやすく衛生面での問題が発生しやすいです。
新しい洗面台に交換して、衛生面においても快適な環境を作りましょう。
浴室・ユニットバス
リフォーム内容 | 費用相場 | 日数 |
---|---|---|
ユニットバス全体交換 | 60〜165万円 | 3〜7日 |
在来浴室の全体交換 | 60〜185万円 | 4〜8日 |
在来浴室をユニットバスへ変更 | 70〜175万円 | 4〜8日 |
浴室の交換と位置移動 | 100〜215万円 | 5〜10日 |
浴槽の壁面のタイルの張り替え | 10万円前後 | 2〜3日 |
浴槽の床面のタイルの張り替え | 5万円前後 | 2〜3日 |
浴室やユニットバスのリフォーム費用は50万〜100万円程度で、工事日数は1週間前後です。
新しいユニットバスにすれば断熱性が向上し、冬場でも暖かく快適に入浴できます。
また、カビの発生を抑える加工が施された壁材を選べば、掃除の手間も減ります。
ただし浴室の状態やリフォーム内容、工事内容によって下地修理費用が発生するので費用が高くなるので注意が必要です。
浴室のリフォームはリフォーム内容によって費用や日数が大きくなるので、慎重に検討しましょう。
水回りリフォームの3点・4点セット費用比較
水回りのキッチンや浴室、トイレ、洗面所の3点・4点セットをまとめてリフォームすれば、個別でリフォームするよりもコストを抑えられます。
3点セットと4点セットのリフォーム費用の相場を以下にまとめました。
3点セット組み合わせ例 | ローグレード | ミドルグレード | ハイグレード |
---|---|---|---|
3点セット | 約100万 | 約200万 | 約400万 |
4点セット | 約150万 | 約250万 | 約450万 |
セットでリフォームする場合はメーカーの方で内容が決められているケースが多く、リフォーム会社によっては割引が適用される場合もあります。
ただ、3点セットは組み合わせによって費用は変動するので気をつけてください。
1度に工事をおこなえば複数回に分けてリフォームするよりも工期を短縮できるため、家族の負担も軽減されます。
特に強いこだわりがなければ、セットでリフォームした方が費用を抑えられるので、家族の生活スタイルに合わせて効率的なリフォームを検討しましょう。
水回りのリフォーム費用を抑える方法
水回りのリフォームは決して安くなく、何度もリフォームするものでもありません。
水回りのリフォーム費用を抑えたい方は、以下のポイントに気をつけてリフォームしてください。
- 同時に複数箇所をリフォームする
- 設備のグレードを検討する
- 補助金や助成金を活用する
- 複数のリフォーム会社で見積もりを取る
同時に複数箇所をリフォームする
前述のとおり、水回りのリフォームを個別ではなく1度に複数箇所おこなえば費用を抑えられます。
たとえば、洗面所・洗面台と浴室を同時にリフォームすれば足場の設置や解体費用を1度で済ませられるため、結果として全体の費用を抑えられるわけです。
同時にリフォームできるところはまとめてリフォームすると、費用の削減と工期の短縮が期待できます。
効率的にリフォームを進めるためにも耐用年数や故障のサインなどを見逃さず、1度にまとめてのリフォームを検討しましょう。
設備のグレードを検討する
設備にはさまざまなグレードがあり、高級な設備になるほどリフォーム費用が高くなります。
高くなるリフォーム費用を抑える方法は、設備のグレードを慎重に検討しましょう。
一般的にミドルグレードの設備は品質とコストのバランスを保ちながら、リフォーム費用を抑えられます。
また、最新機能を備えた設備にこだわらず、基本的な機能が備わっているモデルを選んでもコストを大幅に削減できます。
そのため、本当に必要な機能かどうか見極め、コストパフォーマンスの高いリフォームをしましょう。
補助金や助成金を活用する
国や自治体では、省エネリフォームやバリアフリーリフォームに対して補助金や助成金を提供しています。
リフォーム費用を抑えたい方は、補助金や助成金をうまく活用すれば自己負担額を減らせます。
主な補助金・助成金の一覧をまとめました。
- 介護保険
- 地方自治体が提供している補助金・助成金
- 国が提供している補助金・助成金
たとえば、省エネリフォームに対して最大20万円の補助金を支給している自治体があり、補助金を活用して予算内でより質の高いリフォームが実現できます。
補助金や助成金を利用できるなら積極的に使えば予算の節約につながり、リフォームの質を下げずにコストを抑えられます。
各自治体の活用できる補助金や助成金がないか事前に確認し、適切なリフォーム計画を立てましょう。
複数のリフォーム会社で見積もりを取る
リフォーム会社によって、費用や提供されるサービスに差があるため、複数のリフォーム会社から見積もりを取り比較検討してリフォーム費用を抑えましょう。
複数の会社から見積もりを取れば、最適な価格とサービスを見極められます。
また、相見積もりを取りリフォーム会社間で価格競争が生まれれば、値引き交渉がしやすくなります。
ただ、あまりしつこく値引き交渉をして印象が悪くなるのは避けたいので値引き交渉は程々にして、最適な費用とサービスを選び納得のいくリフォームを進めましょう。
水回りをリフォームする際の注意点
水回りのリフォームで失敗しないためにも、以下の注意点を抑えておきましょう。
- 使い勝手を重視してリフォームする
- 工事中は設備が利用できない
- HPやカタログだけで判断しない
- 見積もりが安い業者は選ばない
使い勝手を重視してリフォームする
水回りのリフォームではデザイン重視ではなく、使い勝手を重視してリフォームしましょう。
理由はデザインや見た目だけで判断してリフォームすると、使い勝手が悪く快適な生活が送れないからです。
しかし、使い勝手を考慮してリフォームすれば長期的に快適な生活を送れます。
具体的にキッチンの作業動線を考慮してリフォームすると、家事の負担が軽減でき快適に利用できる環境が作れます。
そのため、水回りのリフォームでは見た目だけでなく使い勝手を重視して、家族全員が満足できる空間を作ってください。
工事中は設備が利用できない
水回りのリフォーム中は、設備が一時的に利用できなくなるため、生活に一時的な不便が生じます。
リフォームのタイミングをよく考え、代替手段を用意しておくのが大切です。
たとえば、トイレのリフォーム中には近隣の公共施設を利用するなど事前に対策を立てておけばリフォーム中のストレスを減らせます。
水回りのリフォーム中は設備が使えないのを理解して、事前に代替手段を用意して、スムーズにリフォームを進めましょう。
HPやカタログだけで判断しない
リフォームの際はHPやカタログだけで判断せず、実際にショールームに足を運びましょう。
なぜなら、HPやカタログの写真や説明だけでは実際の使い勝手や質感を十分に理解するのは難しいからです。
ショールームを訪れ、実際に設備に触ってリフォーム後のイメージをより具体的に持てます。
また、ショールームではスタッフに直接質問できるため、疑問点をすぐ解消できるのも大きなメリットです。
リフォーム後の満足度を高めるためにもHPやカタログだけで判断せず、ショールームを訪れて実際の設備を確認して納得のいくリフォームをしてください。
見積もりが安い業者は選ばない
水回りリフォームでは、見積もりが安い業者を安易に選ばないでください。
リフォーム費用が極端に安い業者は材料の質が低かったり、工事のクオリティが十分でない可能性が高いからです。
また、追加費用が後から発生するケースも少なくなく、安さに惹かれて選んだ結果、後からトラブルが発生して結局費用が高くつく可能性があります。
かといって、見積もりが高すぎる業者も注意が必要で、工事を下請に丸投げしている可能性があります。
そのため、リフォーム業者を選ぶ際は価格だけでなく実績や口コミ、提供されるサービスの内容をしっかりと確認しましょう。
水回りリフォームのまとめ
今回は水回りのリフォームの費用と日数について解説しました。
水回りのリフォームは設備の耐用年数の経過や生活スタイルの変化、劣化や故障のサインが現れたときなど、さまざまなタイミングでリフォームしましょう。
ただ、リフォーム費用や工事期間はリフォーム箇所によって異なるため、事前にしっかりと調査し計画的に進める必要があります。
費用を抑えるためには、複数箇所を同時リフォームや設備のグレードの見直し、補助金の活用を推奨します。
水回りのリフォームを成功させるためには、使い勝手や安全性を重視し、しっかりと情報収集し、納得のいくリフォームを実現させましょう。