トイレリフォーム費用の相場完全ガイド|種類別価格と賢い節約術
トイレのリフォームを検討されている方にとって、最も気になるのが「いったいいくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。トイレは毎日必ず使う場所だからこそ、快適性と機能性を求めたいところですが、予算との兼ね合いも重要です。
この記事では、2025年最新のトイレリフォーム費用相場をタイプ別・工事内容別に詳しく解説します。費用を左右する要素や賢く予算を抑えるコツ、後悔しない業者選びのポイントまで、トイレリフォームに関する費用の疑問をすべて解消します。
トイレリフォームの費用相場概要
トイレリフォームの費用相場は、リフォーム内容や選ぶ便器のグレードによって大きく変わります。まずは全体的な価格帯を把握しておきましょう。
トイレリフォームの費用相場は、20万円~80万円程度が一般的です。最もシンプルな便器交換だけなら15万円程度から可能ですが、高機能トイレへの交換や内装も含めた全面リフォームになると50万円以上かかることもあります。
リフォーム内容 | 価格帯(税込) | 工期目安 |
便器交換のみ | 15万円~25万円 | 0.5~1日 |
便器交換+内装一部 | 25万円~40万円 | 1~2日 |
全面リフォーム | 40万円~80万円 | 2~5日 |
トイレリフォーム費用に影響する主な要素
トイレリフォームの費用は、いくつかの要素によって大きく変動します。主な影響要素を理解しておくことで、予算計画がしやすくなります。
まず第一に影響するのが「トイレ本体(便器)のグレード」です。一般的な節水型トイレから、洗浄機能が充実した高機能タイプ、デザイン性の高いハイグレードモデルまで、価格帯は数万円から20万円以上まで幅広くあります。
次に「工事範囲」も大きな要素です。単純な便器交換だけなのか、床や壁のクロス張替えも行うのか、給排水管の交換や移設が必要なのかによって工事費が変わります。特に和式から洋式への変更や、タンクレストイレへの交換は追加工事が発生しやすいため注意が必要です。
「既存設備の状態」も見逃せません。築年数が古い場合は、床下の配管が老朽化している可能性があり、交換が必要になるケースもあります。この場合、当初の見積もりよりも追加で10万円程度費用がかさむことも珍しくありません。
トイレリフォーム費用の内訳
トイレリフォームの費用内訳を理解しておくと、見積もりを比較する際に役立ちます。一般的な費用内訳は以下のとおりです。
まず「商品代」として、便器本体や便座、必要な部材などの費用がかかります。これは全体の40~50%程度を占めることが多いです。次に「工事費」として、取り付け作業や内装工事などの人件費があり、全体の30~40%程度を占めます。
また「処分費」として、古い便器や内装材の撤去・処分費用が5~10%程度。さらに「諸経費」として、現場管理費や保証費用などが5~15%程度かかります。地域や業者によって比率は変動しますが、見積もりを確認する際はこれらの項目が明確に分かれているかチェックしましょう。
見積もりには必ず消費税が含まれているか確認しましょう。
トイレ本体のタイプ別費用比較
トイレ本体(便器)はさまざまな種類があり、選ぶタイプによって費用が大きく異なります。自分のライフスタイルや予算に合ったトイレを選ぶためにも、タイプ別の特徴と費用相場を把握しておきましょう。
一般的な洋式トイレの費用(据置型)
最も一般的な据置型の洋式トイレ(タンク付きトイレ)は、比較的リーズナブルで施工も簡単なため、人気があります。価格帯は便器のみで5万円~15万円程度、取付工事費を含めると15万円~25万円が相場です。
据置型トイレのメリットは、設置工事が比較的シンプルで、水圧が弱い地域でも問題なく使用できる点です。また停電時にも使用できるため、災害対策としても安心です。一方で、タンク部分がスペースを取るため、狭いトイレには不向きという面もあります。
メーカー別に見ると、TOTOやLIXIL、Panasonicなどの大手メーカーが一般的です。大手メーカーでは同じグレードでも5千円~2万円程度の価格差があるため、複数メーカーを比較すると良いでしょう。
タンクレストイレの費用
タンクレストイレは、後ろにタンクがなくスッキリとしたデザインが特徴です。価格帯は便器のみで15万円~30万円程度、工事費込みだと25万円~40万円が相場となります。
タンクレストイレの最大のメリットは、洗練されたデザインと省スペース性です。狭いトイレでも広々と使用できる点が魅力的です。さらに掃除がしやすく衛生的である点も人気の理由です。
ただし、設置には十分な水圧と電源が必要で、既存のトイレからの交換時には追加工事が必要になることが多いです。特に古い家では配管工事が必要になり、10万円程度追加費用がかかるケースもあります。
最新スマートトイレ・ハイグレードモデルの費用
最新の高機能トイレは、自動開閉、自動洗浄、温風乾燥、脱臭機能、暖房便座など多彩な機能を備えています。価格帯は便器のみで20万円~40万円以上、工事費込みだと30万円~60万円以上が相場です。
高機能トイレの維持費については、電気代が年間で約5,000円~10,000円程度かかると考えておくと良いでしょう。ただし、節電モードの活用や使用頻度によって変動します。その他、フィルター交換などのメンテナンス費用も考慮する必要があります。
高機能トイレは快適性を重視する方や、高齢者・小さなお子さんがいるご家庭に特におすすめです。ただし、機能が多いほど故障のリスクも高まるため、メーカーの保証内容も重要なチェックポイントとなります。
▶リフォーム
【匿名/3分で完了!】ホームプロに相談する
▶家づくり
計画書を無料で貰えるタウンライフ家づくり
トイレリフォームの工事内容別費用
トイレリフォームの費用は、どのような工事を行うかによっても大きく変わります。工事内容別の費用相場を把握して、必要な工事とコストのバランスを考えましょう。
便器交換のみの費用
最もシンプルなリフォームである便器交換のみの場合、工事費込みで15万円~25万円程度が相場です。これは古い便器を取り外し、新しい便器を同じ位置に設置するケースで、配管工事をほとんど行わない場合の費用です。
便器交換のみの工事期間は通常0.5~1日程度と短く、生活への影響も最小限で済みます。ただし、既存の配管状態によっては追加工事が必要になる場合もあるため、事前の確認が重要です。
古い便器との交換で多いのは、4~6Lの洗浄水量だったものを、最新の節水型(3.8L以下)に交換するケースです。これにより年間の水道代を約5,000円~10,000円程度節約できる可能性があります。
和式から洋式への変更費用
和式トイレから洋式トイレへの変更は、単純な便器交換より複雑な工事になります。費用相場は25万円~40万円程度です。
和式から洋式への変更では、床の解体・補強工事が必要になることが一般的です。また、排水管の位置や角度の調整も必要になるため、工事期間も1~3日程度かかります。
高齢者のいる家庭では、手すりの設置や段差の解消なども同時に行うことが多く、その場合は追加で5万円~10万円程度の費用がかかります。介護保険を利用できる場合もあるため、条件に該当する方は自治体に相談してみると良いでしょう。
給排水管の移設・交換を伴う場合の追加費用
給排水管の移設や交換が必要になる場合は、追加で10万円~20万円程度の費用がかかることが一般的です。これは配管の状態や移設距離によって大きく変動します。
特に築30年以上の住宅では、排水管が老朽化している可能性が高く、トイレリフォームを機に排水管も交換することで、将来的な水漏れトラブルを防止できます。
また、トイレの位置を変更する場合も給排水管の移設が必要になり、壁や床の解体・復旧工事も含めると、さらに費用が増加します。レイアウト変更を検討する場合は、必ず事前に詳細な見積もりを確認しましょう。
工事内容 | 追加費用目安 | 工期の延長 |
床の解体・補強 | 5万円~10万円 | +1~2日 |
排水管交換 | 8万円~15万円 | +1~2日 |
トイレ位置変更 | 15万円~25万円 | +2~3日 |
トイレの付帯工事・オプション工事の費用
トイレをより快適に使うためのオプション工事や内装リフォームにかかる費用についても知っておきましょう。これらは必須ではありませんが、トイレの使い勝手を大きく向上させる重要な要素です。
床・壁のリフォーム費用
トイレの床や壁の内装リフォームは、見た目だけでなく清掃性や耐久性を高める効果もあります。床材の交換は2万円~5万円程度、壁のクロス張替えは3万円~7万円程度が相場です。
床材には水に強いクッションフロアやフロアタイルが人気で、耐水性と掃除のしやすさが特長です。壁材は消臭効果のある壁紙や汚れにくい加工が施された壁紙などが選ばれています。
内装リフォームは、トイレの印象を大きく変える要素です。特に古いトイレは内装リフォームだけでも清潔感が格段に向上するため、予算に余裕がある場合は検討する価値があります。
手洗い器の設置費用
トイレ内に手洗い器を設置する場合、タイプにもよりますが、3万円~10万円程度の追加費用がかかります。既に給水管が近くにある場合は比較的安価に設置できますが、新たに配管工事が必要な場合は費用が高くなります。
最近は省スペース型の手洗い器や、タンクの上に設置するタイプなど、さまざまなスタイルがあります。狭いトイレでも設置可能な選択肢が増えているため、スペースを確認しながら最適なタイプを選びましょう。
手洗い器設置には給排水工事が必要になるため、事前に設置可能か確認が必要です。
収納・棚の設置費用
トイレットペーパーや掃除用具などを収納するための棚やニッチの設置費用は、既製品の棚で1万円~3万円、造作収納だと5万円~10万円程度が相場です。
収納はトイレの使い勝手に大きく影響する要素です。特に家族が多い家庭では、予備のトイレットペーパーや掃除用具をすっきりと収納できるスペースがあると便利です。また、最近は壁に埋め込むタイプのニッチ収納も人気で、スペースを取らずに収納力を確保できます。
狭いトイレでの収納アイデアとして、ドア裏に取り付ける薄型ラックや、便器タンクの上を活用した棚、壁面を利用した縦型収納などがあります。また、トイレットペーパーホルダーに収納機能が付いたタイプも便利です。デッドスペースを見つけて有効活用することで、狭いトイレでも十分な収納力を確保できます。
▶リフォーム
【匿名/3分で完了!】ホームプロに相談する
▶家づくり
計画書を無料で貰えるタウンライフ家づくり
トイレリフォームの事例と実際にかかった費用
実際のトイレリフォーム事例を見ることで、具体的なイメージとコスト感を掴むことができます。ここでは、さまざまな予算と条件での事例を紹介します。
費用を抑えたシンプルリフォーム事例
【事例1】便器交換と床のみ張替えのシンプルリフォーム
・総費用:18万円(税込)
・工事内容:一般的な洋式トイレから節水型トイレへの交換、クッションフロアの張替え
・工期:1日
・選んだポイント:必要最低限の機能に絞り、床材も比較的安価なクッションフロアを選択
このケースでは、古くなった便器を最新の節水型に交換し、汚れが目立っていた床材のみを張り替えることで、最小限の費用でトイレの使用感を大きく改善しています。壁紙はまだ使用できる状態だったため、張替えを見送ることでコストを抑えました。
標準的な予算のトイレリフォーム事例
【事例2】便器交換と内装リフォームの標準的リフォーム
・総費用:32万円(税込)
・工事内容:温水洗浄機能付きトイレへの交換、床・壁クロスの張替え、LED照明の設置
・工期:2日
・選んだポイント:基本的な洗浄機能を備えたトイレを選び、内装も一新
この事例では、温水洗浄機能付きの便器に交換し、内装も全面的に新しくしています。床材には掃除しやすい防汚加工されたフロアタイル、壁には消臭効果のあるクロスを選び、照明もLEDに交換することで、清潔感のある明るいトイレ空間に生まれ変わりました。
高機能トイレへの全面リフォーム事例
【事例3】タンクレストイレと高級内装材を使用した高級リフォーム
・総費用:58万円(税込)
・工事内容:タンクレス式高機能トイレへの交換、床タイル張り、壁一部タイル貼り、手洗いカウンター設置、収納棚新設
・工期:4日
・選んだポイント:デザイン性と機能性を重視し、ホテルライクな空間を実現
この事例では、最新の自動洗浄機能付きタンクレストイレを導入し、床と壁の一部に高級感のあるタイルを使用しています。また、造作の手洗いカウンターと収納棚を設けることで、使い勝手と見た目の両方にこだわったリフォームとなっています。排水管の移設も行ったため、工事費用が比較的高くなっていますが、満足度の高い仕上がりになっています。
トイレリフォーム費用を抑えるコツ
トイレリフォームは工夫次第で費用を抑えることができます。ここでは実践的なコスト削減のポイントを紹介します。
トイレ本体の選び方で費用を抑えるポイント
トイレ本体(便器)の選び方で費用を大きく抑えることができます。まず、本当に必要な機能に絞ることが重要です。自動開閉や脱臭機能など、あると便利だけれど必須ではない機能を省くことで数万円の節約になります。
また、メーカーの型落ち品や展示品を利用するのも効果的です。特に決算期(2月〜3月)や新製品発売時期には、前年モデルが値引きされることが多く、機能面ではほとんど遜色ないケースが多いです。
さらに、大手ホームセンターやネット通販で便器を自分で購入し、工事のみ業者に依頼する方法もあります。この場合、10%〜20%程度安くなるケースがありますが、保証やアフターサービスの違いもあるため、メリット・デメリットをよく検討しましょう。
工事内容で費用を抑えるポイント
工事内容を工夫することでも費用削減が可能です。まず、既存の給排水管をそのまま使用することで大幅な工事費節約になります。トイレの位置変更や和式から洋式への変更など、大規模な配管工事が必要なリフォームは費用が高くなりがちです。
また、内装工事においては、全面張替えではなく部分的な修繕にとどめることも一つの方法です。床材のみの張替えや、汚れの目立つ下半分だけ壁を張り替えるなど、必要な箇所に絞ることで費用を抑えられます。
DIYできる部分は自分で行うことも有効です。例えば、内装材の撤去やクロスの張替えなど、比較的簡単な作業は自分で行い、専門的な便器設置工事のみ業者に依頼するという方法もあります。
業者選びで費用を抑えるポイント
業者選びも費用に大きく影響します。まず、必ず複数の業者から見積もりを取ることが重要です。同じ内容でも業者によって10万円以上価格差があることも珍しくありません。
また、中間マージンのカットも効果的です。リフォーム仲介サービスを通すと便利ですが、中間マージンが発生するため、直接工務店や設備業者に依頼すると安くなる場合があります。
見積もり比較のポイントは、まず同じ条件で依頼することです。便器のメーカーやグレード、工事内容を具体的に指定し、各社に同じ条件で見積もりを出してもらいましょう。また、「諸経費」や「雑費」などの曖昧な項目の内訳も確認することが大切です。安すぎる見積もりには注意し、保証内容やアフターサービスも含めて総合的に判断しましょう。
▶リフォーム
【匿名/3分で完了!】ホームプロに相談する
▶家づくり
計画書を無料で貰えるタウンライフ家づくり
DIYでできるトイレリフォームと費用
DIYでトイレリフォームの一部を行うことで、費用をさらに抑えることができます。ここではDIY可能な範囲と方法、注意点について解説します。
DIYで可能な工事と専門業者に依頼すべき工事
DIYで比較的安全に行える作業と、専門業者に依頼すべき作業を明確に区別しておくことが重要です。
DIY可能な作業としては、内装関連の作業が中心です。壁紙の張替え、床材の張替え(クッションフロアなど)、棚の取り付け、トイレットペーパーホルダーなどの小物の交換などは、ある程度のDIYスキルがあれば対応可能です。また、便座の交換(便器本体ではなく上部の温水洗浄便座のみ)も比較的簡単です。
一方、専門業者に依頼すべき作業は、便器本体の交換や給排水管の工事です。これらは水漏れのリスクがあり、失敗すると大きな被害につながる可能性があります。また、電気工事も専門知識が必要な領域です。素人が行うと感電や火災のリスクがあるため、必ず有資格者に依頼しましょう。
DIYトイレリフォームの手順と必要な道具
DIYでトイレの壁紙張替えを行う場合の基本的な手順と必要な道具を紹介します。
【必要な道具】
・壁紙(クロス)
・のり
・カッター
・メジャー
・ハケまたはローラー
・スポンジ
・ヘラ
【基本手順】
1. 古い壁紙を剥がす(または上から貼る)
2. 壁面を清掃し、穴や凹みがあれば補修する
3. 壁紙のサイズを測り、必要な大きさにカットする
4. 壁紙ののりを付ける、または壁面に塗る
5. 壁紙を貼り付け、上から下に向かって空気を抜きながら平らにする
6. 余分な部分をカットし、端部を整える
DIYを行う際の最大の注意点は、水回りであることを常に意識することです。水漏れや電気系統のトラブルは大きな被害につながる可能性があるため、自信のない作業は無理せず専門家に依頼しましょう。
DIYと業者依頼の費用比較
トイレ内装のDIYと業者依頼の費用を比較すると、その差は作業内容によって変わります。
作業内容 | DIY費用 | 業者依頼費用 |
壁紙張替え | 5,000円~10,000円 | 30,000円~50,000円 |
床材張替え | 8,000円~15,000円 | 20,000円~40,000円 |
便座交換 | 商品代のみ | 商品代+10,000円~ |
DIYのメリットは明らかにコスト削減ですが、デメリットとしては、技術不足による仕上がりの質の低下や、作業時間がかかることが挙げられます。また、失敗した場合のリスクも考慮する必要があります。
DIYに挑戦する場合は、自分のスキルを正しく評価し、無理のない範囲で行うことが重要です。また、事前に動画サイトなどで手順を確認し、必要な道具と材料を揃えてから作業を始めましょう。
よくある質問
トイレリフォームの平均的な工期はどれくらいですか?
トイレリフォームの工期は、工事内容によって大きく異なります。便器交換のみなら0.5〜1日程度で完了しますが、内装工事を含むリフォームなら2〜3日、給排水管の移設や和式から洋式への変更などを含む大規模リフォームでは3〜5日程度かかることが一般的です。
工事期間中はトイレが使用できなくなるため、家族の人数や生活スタイルに合わせた工事計画が必要です。一時的に仮設トイレを設置したり、近隣の公共施設やコンビニのトイレを利用したりする対策を考えておくと安心です。
トイレリフォームでよくある失敗例とその対策を教えてください。
トイレリフォームでよくある失敗例として、まず「サイズの確認不足」が挙げられます。特に狭いトイレでは、ドアの開閉スペースや便器と壁の距離などを事前に確認しないと、設置後に使いにくさを感じることがあります。
次に「機能の過剰選択」も多い失敗です。実際には使わない機能にお金をかけすぎると、無駄な出費になるだけでなく、故障時の修理費用も高くなりがちです。
また「見積もりの確認不足」も注意点です。見積書の細かい項目まで確認せず、後から追加費用が発生して予算オーバーになるケースも少なくありません。
これらの失敗を防ぐためには、事前に十分な情報収集と計画を立て、複数の業者から詳細な見積もりを取得し、比較検討することが重要です。また、実際の使用シーンをイメージして必要な機能を見極めることも大切です。
節水型トイレへの交換でどれくらい水道代が節約できますか?
古いタイプのトイレから最新の節水型トイレに交換すると、水道代を年間約5,000円~10,000円程度節約できる可能性があります。
例えば、1990年代のトイレは1回の洗浄で約13Lの水を使用していましたが、最新の節水型トイレでは3.8L程度まで削減されています。4人家族の場合、1日あたりの節水量は約36.8L、年間では約13,432Lもの節水になります。
地域の水道料金にもよりますが、この節水量は年間約8,000円~15,000円の節約につながります。10年使用すれば10万円以上の節約になるため、長期的に見ると節水型トイレへの交換はコスト面でもメリットがあると言えます。
さらに、最新の節水型トイレは洗浄力も向上しているため、トイレ掃除の手間も減り、洗剤代の節約にもつながります。環境負荷の低減にも貢献できるため、一石二鳥のリフォームと言えるでしょう。
トイレリフォーム後のメンテナンスや掃除のコツを教えてください。
トイレリフォーム後のメンテナンスや掃除のコツをいくつか紹介します。
まず、便器の掃除は定期的に行うことが重要です。最新のトイレには汚れがつきにくい加工がされていますが、それでも週に1~2回程度の掃除が推奨されています。トイレ用洗剤を使用し、便器の内側だけでなく、便座の裏側や便器と床の隙間も忘れずに掃除しましょう。
床や壁のメンテナンスでは、水拭きが基本です。特にクッションフロアは水に強いため、軽く湿らせた雑巾での拭き掃除が効果的です。壁紙は汚れたらすぐに拭き取ることで、長持ちさせることができます。
タンクレストイレや高機能トイレは、専用のフィルター清掃や内部洗浄が必要な場合があります。メーカーの取扱説明書に従って、定期的なメンテナンスを行いましょう。
最後に、トイレのニオイ対策として、小さな観葉植物や消臭剤を置くのも効果的です。特に炭系の消臭剤は化学物質を使わないため、健康面でも安心です。
適切なメンテナンスを続けることで、快適なトイレ環境を長く維持できますし、将来的な大規模リフォームの必要性も減らすことができます。